岡山 白菊酒造 成羽川成羽水

水、自然、地質

白菊酒造 水源

成羽川河岸
岡山県には、中国山地を水源とした高梁川、旭川、吉井川の三大河川が流れており、県内各地を潤しながら瀬戸内海に注いでいます。当蔵のある高梁(たかはし)川水系の中流域、成羽町は町の真中を成羽川がゆったりと流れています。町名の語源とされる「鳴輪」「鳴波」は小さな支流が合流する場所として水が鳴り合うようすからとも言われており、水量豊かな様子が見て取れます。

石灰岩の羽山渓

石灰岩の侵食による川床
地質的には中生代三畳紀の地層が見られ2億年前の示準化石であるシダ類と貝化石で世界的に有名です。又、石灰岩層が広範囲に広がり、垂直に切立つ石灰岩の岩山や美しい鍾乳洞が点在しています。それらの地層をへて湧き出す水はミネラルバランスの良い仕込水となります。成羽の自然が恵んでくれる豊かな水を自社井戸より汲み出して酒造りに使用しています。

水のある風景

石灰岩の絶壁

石灰岩の絶壁
ほぼ垂直に川岸から立ち上がっている石灰岩の絶壁が連なる成羽川中流付近。フリークライマー格好の場所となっています。

支流の白谷川風景

支流の白谷(しらたに)川
成羽川に流れ込む支流は幾つもありますがそのうちの一つ白谷川の清流。小さな滝(布洗いの滝)があり、滝のまわりの自然の紅葉に囲まれた美しい渓谷となっています。古くには町の人々の夏の涼を求めた場所となっていたそうです。

1億8千年前の“成羽層”

貝化石

エントモノチス・オコチカ
1億7~8千万年前の示準化石として成羽層に多く見られます。三畳紀後期は、成羽には成羽湖と呼ばれる海水の大きな湾が形成され、この湖には、二枚貝が大量に棲みそれらの死骸が化石として残ったのです。貝の種類としては現在の帆立貝の遠い祖先とのことです。

植物化成

ハウスマニア・ナリワエンシス
成羽の植物化石層にみられるシダ類化石で中世代三畳紀特有の植物化石です。この他トクサ類、イチョウ類、ソテツ類など多種類の植物化石が見られ約100種類のうち30種が新種のもので地学的に一地域で産出される化石層として世界に誇れる成羽の化石となっているのです。